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葉月
季語 また古称は様々に呼ばれ 聞いただけでも、読んだだけでも とても優しく響くもの、心に感じるもの がございます。


旧暦、陰暦では九月ですが、古人は葉落 葉尽 と読んだそうです。


「名もつらし 葉月の嵐立田姫

     しばしな染めそ 神なびの森」

      藤原家隆


また、桂月 白露 大文字 露草 不知火 ひぐらし 鈴虫 など、その季節事の古称は何とも、心に響くものがございますね。


また、もうひとつの伝説は、月に咲く桂樹がこの季節、徐々に紅く変化しその為に満月に近づく月が 光を増し 一層輝くと云う 何ともロマンチックなお話。


草木や茶花は、芙蓉 露草 花茗荷 釣鐘人参 りんどう 青すすきの若芽 萩なども 祖母の愛した庭にはありまして、母も よく(この庭の花々は、うっかりすれば見落としてしまうようなものもあるけれど、自然の中で、静かに、だけど可憐に凜としているところ、しっかりと咲いているその姿が 人の心を打つのよ。)


いつか、散ってしまう 紅く 紅く紅葉しながら も その草花は、命の限りを尽くす。


この花々の潔さ ただ咲いて 散ってゆく、この刹那に私たちは、心動かさずにはいられないのです。


「散り花を 手に取らんとや

飛び入りて

         水に漂う かわずなるらん」

私にとって 祖母の庭は、勉強の場所でした。


春 夏 秋 冬と それぞれの表情があり咲く花々

草木 そして、そこに生息する生き物 昆虫や野鳥 遊びから、帰ってきた私を迎えたのは、ギヤマンの器に真桑瓜 甘すぎすそれでいて、優しい舌触り

冷たいお汁粉もまた美味しくて、おかわりをねだるほどでした。


早芋の茎を、ご近所から頂いたようで、母は一度湯掻いた茎を山椒の木で叩き それを御座に広げて干していました(生の茎はとてもえぐくて、食べれないけど、太陽の力でとても美味しくなるのよ。)

私は、その芋の茎とお揚げの炊いた物が 今でも好物で 晩酌にも乙でございますね。


夏から秋にかけて、季節の移り変わりはまた風情のあるもの。

風の流れ 雲の動き また草木風月が大きく移り変わる頃


月の満ち欠けも盛んで 夜一人で つい見とれてしまう時もあります。


朝ご飯で 祖母が美味しそうに食べていた 芋の葉のきんぴら

しかし、その料理を割山椒の器に盛りつけるところなど、やはりハイカラさんでした。


器は着物 高価とかそんな事ではない
召し上がって頂く方を思いはかる事、お魚と同じ 草花も命があるのだから、たった今迄生きていたように盛り付けてあげないとかわいそうね。
口癖のように話ておりました。


それから祖母は(お医者様は病気になってから治す人 お料理を作る人は病気にならないよう 心と体を作る人。


お薬も口から入るけど、お料理も口から入るのよ

私たち主婦も お医者様より偉いのかもしれないわね、と笑っておりました。


名残のお野菜で 和物など作ってみましょうか。

ようこそ~ようこそ おいでくださいませ。

         葉月 涼風 菊水庵

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作者:バンコクの地で44年 菊水レストラン

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